がぶ飲みはNG?意外と知られていない、免疫力アップの強い味方「水」についてご紹介します。今日からはじめられる効果的な飲み方についても特集していますので、お見逃しなく。
人間の体の約60%を占めているのは「水分」です。体内にある水分には、血流を良くし、白血球やリンパ球などの免疫細胞を循環させる働きがあります。つまり、身近にある水が、免疫力を左右する重要な働きを担っているのです。
免疫力を維持するために必要な水が不足すると、血液の流れを悪くしてしまい、必要な栄養素が体内にうまく吸収されません。せっかく食事や運動に気を遣って時間やコストをかけても、無駄になってしまうのです
免疫力の低下は、口内炎やヘルペス、女性を悩ませる冷え性の原因になることも。体調を崩しやすくなったり、疲労感や気分が落ちこんだりと、身体面だけでなくメンタル面にも影響します。免疫力アップのためには、効果的な飲み方を心がけましょう。
理想的な1日の水分摂取量は、2リットルだと言われています。「健康のためなら2リットルぐらい」と意気込んで、がぶがぶ飲んでしまうのは、かえって逆効果。
普段から、こまめに水分補給を心がけていないと、循環機能がさびた歯車状態となってしまい、うまく働きません。そのため、いきなり大量の水を摂取しても、体内にうまくまわらず、血流を悪くしてしまいます。そのせいで血液がドロドロになり、免疫力も低下と悪循環をたどる一方です。
がぶ飲みには、それだけでお腹を膨らませ、必要な栄養素が摂取できないというマイナス面も。さらに水分がたまり過ぎるとむくみの原因や冷え性を招くなど、女性にとって悪いことばかりです。ベストな水分補給は、1日に何度も小分けにして、コップ1杯ずつ飲むことです。
冷たい水で水分補給をすると、体内を冷やしてしまい、消化機能や免疫力が低下してしまいます。そこでおすすめしたいのが「白湯」の活用。白湯とは、沸騰させたお湯を飲みやすいようにぬるく冷ましたものです。冷えた体内を温めてくれることで、内臓温度のアップ、免疫力や基礎代謝の上昇などの健康効果を期待できます。
さらに、脂肪燃焼や冷え性などの体質を改善する効果も。利尿作用や消化機能を向上させるので、むくみや便秘を解消でき、女性にとって嬉しいデトックス効果も抜群です。
白湯を飲むタイミングは、1日に4回。「起床時」「お風呂の前後」「眠る前」が理想です。急がずにゆっくり時間をかけて、コップ1杯ずつ飲むようにしましょう。体をじっくりと温めることで免疫力がアップし、風邪をひきにくくなります。特に、睡眠中はコップ1~2杯の汗をかくと言われているため、眠る前の水分補給を習慣づけることは、とても大切です。
免疫力アップのために白湯を取り入れたいけれど、忙しい朝にゆっくり飲む時間を取れない方も多いはず。「1日に4回も飲まなきゃいけない」と思うと、尻込みしてしまう方もいるかもしれなせん。もっと手軽に免疫力をアップしたいのであれば、漢方やサプリメントの活用がおすすめです。
サプリメントの中には、免疫力アップに必要な栄養素がギュッと凝縮したスーパーフードと呼ばれるものもあります。効率よく免疫力を高めることができるので、忙しい現代人にとって最強のサポーターといえますね。
また、白湯やこまめな水分補給を習慣づけた方にとっても、サプリメントは効果抜群!血流が良くなり、栄養素を循環しやすくなっているので、さらに免疫力をアップする絶好のチャンスです。健康的な毎日を過ごすためにも、今日から効率的な免疫力アップを考えてみてはいかがでしょうか。