中国に伝統的に伝わる療法であるツボ押し。なかには、病気への抵抗力を付け、免疫力をアップさせるツボが多く存在します。ここでは、代表的な3つのツボを紹介します。
免疫力アップにつながるツボは、体中の各所にあります。直接免疫力アップにつながるツボもあれば、間接的に免疫力アップにつながるツボもあります。
ここでは、免疫力がアップするツボの中でも、特に即効性があるとされるツボを3つ紹介します。
万能ツボとも言われ、松尾芭蕉が旅に出る前にお灸を据えていた部位としても知られています。免疫力アップや胃腸改善、足の疲れ改善に即効性があります。
こちらも万能ツボと呼ばれることの多いツボです。とくに、脳内でエンドルフィンを分泌させて、痛みを緩和させる効果があることで知られます。また、大腸の調子を整えることでも有名です。
※妊娠中の方は、合谷を押すことは避けてください。
免疫力アップには欠かせないツボです。なお、井穴を押すことは、「爪もみ」とも言われます。別のページで「爪もみ」を詳しく解説していますので、そちらを参照してください。
足三里、合谷を刺激することが、なぜ免疫力アップにつながるのか、理論的な背景を見てみましょう。
足三里には、胃腸を改善する働きがあると言われています。免疫細胞の70%は腸に存在していると言われているため、足三里を押すことによって、免疫を活性化させる効果があるとされています。
合谷の代表的な効能のひとつに、大腸の働きを整える、というものがあります。足三里と同様、腸内の免疫細胞を活性化させる効果が期待できます。免疫力をアップさせるには、腸に刺激を与えられるかどうかがポイントです。そのほか、腸に良いとされるツボは、他にも神門、三陰交、天枢、大巨など、たくさんありますので、ぜひツボ押しを試してみてはいかがでしょうか。
※井穴の理論的な背景については「爪もみ」のページを参照してください。