ここでは、免疫力がアップする呼吸法や、その理由について紹介しています。
「呼吸」は、生命にとって重要な機能のひとつです。呼吸を意識することで免疫力の向上が期待できます。
普段、呼吸を特に意識していない人は、深呼吸を実践してみましょう。思いっきり体の中から空気を押し出し、そして十分な量の空気を吸いこむ。汚れた空気を出しきって、新鮮な空気と入れ替えるイメージです。
免疫力アップに期待が持てる腹式呼吸を行なえればよりベスト。以下では、腹式呼吸の具体的な方法を紹介します。
以上が腹式呼吸の仕方になります。最初のうちは1日に5回程度、慣れてきたら1日に10~20回程度まで増やしましょう。
腹式呼吸は、体のなかを浄化していくイメージを取り入れながら行うと、より免疫力アップにつながると言われています。
腹式呼吸が免疫力をアップさせる、主な理由は2つあります。
腹式呼吸をすると、交感神経(緊張や不安によって働く自律神経)の働きよりも、副交感神経(リラックス、安心感によって働く自律神経)の働きが優位に立ちます。
これによって、酸素が体内に多く取り込まれ、白血球やリンパ球などの免疫細胞が活発になります。
腹部のリンパ液の中には、細胞の悪性化やウイルスなどに対する防衛として、重要な役割を担う「NK細胞」などの免疫細胞が、多く潜んでいると言われています。
腹式呼吸をすることにより、腹部リンパの流れが良くなり、免疫細胞が血液中へと移動。免疫力向上へとつながります。
腹式呼吸は、イスに座って行うのが基本ですが、通勤電車の中や職場でも行ってみましょう。習慣化して取り入れることが大切です。