皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫力を高める効果があると言われている「βカロテン」。その効果やβグルカンが含まれる食品をまとめました。
βカロテンは、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分。「体の中で発生する活性酸素を除去し、体を守る食材」として重要な働きを担っています。
βカロテンは緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持っているのが特徴。
体の中に入ると約1/3が小腸で吸収され、残りはビタミンAに変換されてビタミンAとしての役割を果たします。
その効果は実にさまざま。皮膚や粘膜を丈夫にしてウイルスの侵入をブロックし、「風邪や病気全般の予防に貢献する」「視力を維持、改善させる」「肌荒れ予防や細胞の老化を緩やかにする」など。
特に、βカロテンは「目のビタミン」とも呼ばれていて、不足すると暗闇での視力低下や色を見る力が弱くなるとも言われています。
美肌効果もあるので、お肌のカサつきやシミが気になった時にはβカロテンを補給すると良いでしょう。
βカロテンは、脂溶性なので体に吸収されにくいのが難点。
食材から摂取する時は油と一緒に摂ると小腸での吸収率がアップするので炒めものなど油で調理するのがおすすめです。
また、ビタミンCやビタミンEとの相性が良く一緒に摂ると抗酸化力がより高まるので、一種類の野菜だけではなく複数の野菜や果物を組み合わせて摂取すると良いでしょう。