免疫力を高めるには HOME » 免疫力を検査したい!様々な項目に分類される免疫血清検査について

免疫力を検査したい!様々な項目に分類される免疫血清検査について

自分の免疫力や免疫異常、体内にできた害悪な細胞などを確認・特定する方法として、「免疫血清検査」があります。

感染症検査や腫瘍マーカー、自己抗体など、様々な項目に分類された免疫血清検査について解説していきます。

様々な項目に分かれる「免疫血清検査」で、体内の免疫力を検査!

自分の免疫力や免疫異常による免疫疾患を検査するためには、「免疫血清検査」という血液検査を行います。

血液を遠心分離させて血清を取り出し、その血清を分析して抗体(体内に侵入した病原体に対抗する武器のようなもの)の有無や量を調べる方法で、感染症・がん腫瘍・自己抗体など、たくさんの項目が存在します。

抗体によって感染や病原体の特定をする感染症検査

感染症の原因となる病原体を、その病原体の侵入によってできた抗体を調べることで特定する検査です。

また、不顕性感染(病原体に感染しても感染症を発症しない状態)の病原体を検査する時にも用いられます。

HIV抗体検査はタイミングが重要

AIDS(後天性免疫不全症候群)の発症原因である、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染しているかどうかを調べるスクリーニング検査で、血液中にHIVに対抗する抗体ができているかどうかを調べます。陽性だった場合、更に精密な検査が必要となります。

HIV感染から抗体ができるまでには3〜4週間かかるため、感染直後に検査を受けてもHIVの抗体は検出されません。HIV抗体検査を受ける際は感染が疑わしい行為から最低でも1ヶ月後、判定をより確実にするためには、3ヶ月後に再検査することをおすすめします。

2つの検査方法がある梅毒検査

梅毒は「トレポネーマ・パリダム」という病原体によって感染する感染病です。カルジオリピンというリン脂質を抗原とした検査方法「STS」と、トレポネーマ・パリダムを抗原とした「TP」の2つがあります。

肝炎ウィルス検査

B型肝炎の感染を調べる「HBs抗原・抗体検査」と、C型肝炎の感染を調べる「HCV抗体検査」があります。

がんの発見や特定・経過観察をするための腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査とは、がん検診(がん腫瘍の発見やスクリーニング)や、がん治療の経過を見るための検査で、医療の進歩と共にその種類は増えています。ある特定のがんに反応するものや複数のがんに反応するものなど、種類によって様々です。

消化器系がんの診断に用いられるCEA

正式名称は「がん胎児性抗原」といい、その名の通り胎児の腸管の粘膜組織にある糖タンパクの一種で、胃がんや大腸がんなどに代表される消化器系がん患者の血液中に多く確認されることから、がん腫瘍を検出する方法として用いられるようになった検査です。

数値が高いからといって必ずしも病気を特定することはできず、より詳しく診断するには、AFPなどの他の腫瘍マーカー検査や画像検査などを行う必要があります。

腫瘍の有無の診断補助の他に、がん摘出手術後の患者に対する治療の効果や、がんの再発・早期発見などの観察経過にも利用されています。

肝臓がん・肝硬変などで高値を示すAFP

「α-フェトプロテイン」という、胎児や妊婦の血液の中や、妊婦の羊水に存在する血清タンパク質です。

通常は成人の血液中に存在しない物質ですが、肝臓がん患者の血液中に多く存在することから、肝臓がんの腫瘍マーカーとして用いられるようになりました。

ただし、肝臓がん以外にも肝硬変や肝炎、悪性奇形腫などでも高い数値をあげることが多く、AFP検査だけでは肝臓がんを確定することはできません。 異常妊娠や胎児の状態チェック・管理にもAFP検査が使われます。

その他の腫瘍マーカー検査と高値で疑われる病気

CA19-9(糖鎖抗原):膵臓がん・胆管がん・胆のうがん・膵炎など、膵臓がんと膵炎を見分けるために用いられる検査でもあります。

CA15-3:乳がん、特に転移性の乳がんの陽性率が高いため、再発や転移の早期発見に有効な検査です。

NSE(神経特異エノラーゼ):神経芽細胞腫・神経内分泌系腫瘍の疑いがあるときや、治療の経過を見るための検査です。

高感度PSA(前立腺特異抗原):前立腺がんのスクリーニングや治療経過をチェックする際に用いられます。腫瘍の大きさや病気の進行度が検査に反映されるので、治療の効果が発揮されているかどうかを確認する検査としても有効です。

この他にも数十種類の腫瘍マーカー検査があり、症状に合わせて複数の腫瘍マーカーを組み合わせて検査するのがスタンダードとなっています。

自己免疫疾患の診断に使われる自己抗体検査

免疫異常によって産生されてしまった自己抗体(体内の細胞核に対抗する抗体)の有無や量、自己抗体反応(自己抗体が細胞核を攻撃すること)によって起こる、膠原病などの自己免疫疾患の診断や鑑別をするための検査です。

代表的なものに、関節リウマチの診断のひとつに使われるRAテストや、膠原病や肝炎の診断に使われる抗核抗体検査などがあります。

アレルギー体質・原因の特定をするアレルギー検査

リンパ球が産生する糖タンパク質「免疫グロブリン」のひとつである、「IgE」の血液中の総量を測定する検査で、「IgE検査」と「特異的IgE抗体検査」があります。

「IgE検査」ではアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っているかどうか、アニサキスや回虫などによる寄生虫疾患などに感染しているかどうかを検査し、「特異的IgE抗体検査」では、体内にアレルゲンを投与することで、アレルギーの反応をチェックし、原因を特定します。

病気の早期発見には、免疫力の検査が有効

風邪をひきやすくなったり、口内炎などの出来物ができたりするようになる、朝目覚めが悪い、あるいはもっと酷い体調不良が続くなどの症状を感じた時、免疫力が低下しているのではないかと考える人も多いと思います。

少しでも気になるところがあるようなら、免疫検査を受けてみるといいかもしれませんね。定期的に検査することで、がんなどの早期発見にも繋がります。

免疫マン

私たちの健康が維持できるのは免疫が一所懸命働いてくれているから。このサイトでは、免疫力をアップするための情報を集めています。

お手軽に免疫力アップ!話題のスーパーフードとは?

 
【健康を保つ秘訣】免疫力強化のススメ